総括 -良いキーホルダー大会-


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こんにちは!ロロイです。

良いキーホルダー大会、ツイッター上で開催させて頂いておりましたが盛況の内につつがなく終える事ができました。ご参加、ご鑑賞頂きました皆様に改めて厚く御礼申し上げます。僭越ながらここに総括をさせて頂こうと思います(大会ロゴは瀬戸さくらさんに描いて頂きました!また大会テーマソングは田島ハルコさんに作って頂きました!やった!)。

「良いわね、そのキーホルダー」

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伊奈子さんに描いて頂きました通り、「なんかキーホルダーってよくない?」って気持ちから発足しましたが、「良いわね..」「確かに良いわ..」めいたお言葉が飛び交うのも拝読し「やはり良いわね」と思った次第です。色んな人の色んなものを紹介し合うのって面白いと感じるのですが、キーホルダーっていう所がオフビートで、「見てこれオシャレじゃない!?かわいくね!?」みたいなものだとちょっと自慢大会になっちゃいますけど、キーホ(キーホルダーの事)ならもうちょっと肩の力抜いて楽しめるかなと思った次第なのです。

 

キーホルダーって?

歴史を紐解くと、装身具、つまり古くは外敵から身を守る為に魔力のあるとされるものを身につける、というのが始まりにあり、例えばシンボルとしての十字架なんかがあったと。その派生形の一個としてキーホは位置づけられると思います。

そういうきっちりした起源はやがて意味合いの遍歴の末に現代ではもうちょっと

機能的(江戸時代に「根付」と呼ばれる、着物はモノを入れるポッケがないのでキーホみたいなやつを使ってたとか)だったり、

アクセサリー的だったり(携帯電話の流通によって落下防止用のストラップ文化が根付き、自ずとかわいいものが溢れたり)、あとはちょっとした

エンタメグッズ的(工芸品としてのおみやげや駄菓子屋的なジョークグッズ含む)に、身近なアイテムとなった、という事かと思います。

 

ご参加頂いたキーホたち

まあ硬い事そんなにゆってもしょうがないのですが、ご参加頂いたキーホたちもそういう観点で眺めてみるとなんとなくカテゴリ分けできるのかな..と。

例えば機能的だな~っていう意味ですとE.P.さんのトミカショップ10周年のキーホ。反射素材で光って安全、裏に名前を書いて身元確認に役立つという「まじめか」っていうまじめっぷり。でもそういうのって大事だし、良い。附子さんの沼津港深海水族館のシーラカンスキーホルダーも、革製って所がいかにも「はめは外し過ぎない大人のキーホルダーってこういう事ですよね」感が制作側から伝わってくる感じが良い。

 

続いてアクセサリ系ですと(仮晶)ピルクルさんの星の砂、上条病院さんのかわいい動物のやつ、ラミュさんのまりも、なんかがもうご三家じゃないですけど、キーホルダーといえばって思い浮かべたら必ずほとんどの人が思い浮かべそうな、もはや「理想の日本食の朝ごはんは」って言われたらご飯に味噌汁、鮭に海苔、みたいなそういう「概念として仕上がった」レベルまで共通認識の無意識上のレベルまで昇華されているというものだと思います。もうその擦り切れた概念の集大成みたいのが、ふゆのにわさんのキラキラしたどうぶつたち、っていう、こう..良い意味でメッセージ性が薄まった、海辺の波で洗われたあとの丸くなったガラスの珠みたいな雰囲気すら携えていくのではと思うのです。

 

そしてそれらから派生してエンタメグッズというか、おみやげ的なもののすそ野が広がると思うのですが、大きく分けてジャパニーズ駄菓子屋系と、ワールドワイド工芸品系に分けられると思います。

 

前者だと、不死原さんのがいこつ、ちゃおさんのピカチュウ、空の物欲魔人さんの色々、こまんたれ部さんの麻雀パイ、岩渕みみさんのゼンマイ、藤井夏子さんのちょうちんあんこうなどが見受けられ、特にすもまんさんのミニスロットなんかは最高に駄菓子屋フレイバー満載な一品でございました。個人的にはentotsuさんのクイズの豆本なんか「なっつ~~!!」となりました。

後者だと、ミュータントバナナさんのペルーのアルパカ、トミー(Official)さんのカンボジアのサソリなど、海外のものになると「それそのもの」をダイレクトに出していくっていう元々の呪術的な香りが色濃くてその濃さがたまらない次第です。特に木こりさんのトルコのナザールボンジュウなんかはまさに魔除けそのもの。

朝メシマヱさんさんからご寄稿頂いた文にもその効果が存分に語られており俄然キーホの持つ力が再確認できる所です。

付随してキャラものという観点でいきますと、木こりさんのラムチョップ、海辺の墓地さんの初期verのファルル(プリパラ)、Me miさんのメルモちゃん、ウルトラめばち子さんのスーパーマリオなんかもものによってはレアアイテムでは?っていう可能性を残したりする訳でして。

 

物語をつぐモノ

そんでまあやっぱ単なるモノの領域を越えはじめたりする訳でして、例えば敷島さんの形見品、すりっぱさんの形見の打ち出の小づち、桜通信さんの恋のほろ苦い形見、めさんのおばあちゃんからのもの、さくら医療センターさんのおじいちゃんからの贈り物、ざきよし©さんからの色んな方からの贈り物などなど、「思い出」と、それから「その後のSTORY」を内包するアイテムとしてキーホルダーが介在してるケースが多々見受けられました。託すっていうか、こう..想いっていうか..こう..迷った時にペンダントを握りしめて再び決意するみたいな。そういう。そういう思い出系の一環で不肖私も一筆書かせて頂きました。

特にばかくまさんの北海道のトラピスチヌ修道院の天使ストラップに至ってはお母様から誕生日に贈られるという美し過ぎる有様で心が洗われてしまう私なのでした。

あと寺山さんのだるまのお土産は弟さんの高校の修学旅行の京都みやげ、ってとこまでは良いんですが、目玉が飛び出て上からのぞくと龍が見えるっていう謎の細工があり、しかも「紐が千切れてもずっと使ってました」っていう事でものもち良すぎじゃね!?っていう。ちなみにウォッティさんはなにげなしに貰った花博のを特に思い入れないけどついつい人生の大半を一緒に過ごしちゃったって話なのですが、そんなついつい一緒に過ごしちゃうんだ!?的な。

 

独自の方向にいっちゃう

と、良い話になりかけるんですが、「え?」みたいなものもキーホの魅力だったりして。日本の工芸品になぜか多かったんですが例えば、モロツコさんのアイヌ人の横顔のやつとかかなり独特だし、あおさんの熊が魚くわえてるやつ、よくみたら魚も熊にかみついてるし、もーすさんのフクロウのやつとかなんかそれっぽい事色々書かれてるけど結局「何も言ってない」に等しかったり、うたよさんのもののけ姫のあのあれのやつに至っては「チェーン部分がめちゃめちゃ短い」だったり..短すぎるでしょっていう。

あと、結崎 剛さんのアートっぽい木工の細工のあるやつとかいいな~って思う反面「これってそもそもなんなの?」感がぬぐいきれないし、marijuanaさんの独自アレンジのも分かる分かるそういう独自アレンジしたい時期ってあるよね~って思うと同時に「独自すぎじゃね!?」ってなりつつ、m7kenjiさんのサーフィンの細工の波である油が消失しちゃったやつとかは逆に味が出てたりして逆に良いみたいな。

そんでもってもう色々複合型の「これもキーホなのか!?」って揺さぶられたのが小林坩堝さんの伊豆、いやIZUのキーホなんですよね。造形、いや存在としてのコンセプトがもう揺らぐ。なんかもう伊豆じゃないよね、IZUだよね、それならなんか飲みこめる気がするっていうくらいキーホルダーとして存在感が強すぎる、うまく説明できないんですが「まがまがしい(良い意味で)」。これこそ毒を持って毒を制するみたいな、魔除けの原初の姿なんじゃないかと思った次第です。

 

寄り添うモノ

こう..色々な在り方を拝見させて頂きやっぱこう、その「ムリの無い在り方」こそが寄り添っていく為に必要なんじゃないかと思ったのですよね。「めっちゃ良い!」って感じるものって例えば服とかアクセとかでもありますけど、良い分、その流行みたいなものが過ぎ去った時に別の良いものに取って代わられちゃうっていうか。良いものに求めるハードルって高いと思うんですね、だからもっと良いものはないか、ってついつい次を探しちゃってそんで見つかったらその新しいものが一番になって、それまでの一番は二番以降に、どうでもいいものになっちゃったりする。

でも最初っから「めっちゃ良い!」ってんじゃなくて、まあこれくらいでいっか、ってものだと意外とずっと一緒にいられるっていうか。そんで、こんなんでいっかって思ってても段々と付加価値がついていくというか。モノも100年経つと命が宿るみたいに言われますが、そういう時間の効果みたいなものがくっつきやすいのがキーホなんじゃないかと思うのです。

同じ風に考えると、きらびやかな新しいショッピングモールより、昔ながらのそんな目立つ訳でもないけどずっとある商店街に魅力が宿るみたいのもあるよなあと思う訳で。いぶし銀というか。名わき役というか。そういうものってなにげに置き換えようとしてもなかなかできないし、欲しいって思い立ってもすぐ手に入らなかったりする訳で、そういう存在だと思うとなかなか畏敬の念を抱かざるを得なくなってくるんですが、まあそんな仰々しくもなく。

遠足で山にいってみたらおもいがけない、こじんまりとした綺麗な川に出会うというか、名もないけど忘れられない景色というか。

そういうものっていいなと思うし、そういう風に在りたいなと思う訳です。

 

長々と失礼致しました。

お陰様で楽しい思いをさせて頂きました。改めて厚く御礼申し上げます。

てな感じで、締めさせて頂きたいと思います。

では!