まち歩きの記録 -新宿 夜-


こんにちは、ロロイです。

まち歩きの記録、新宿を歩いてきましたのでレポさせて頂きます!

わたくし、生まれも育ちも新宿なのですが、とは言え今まで決まった所しか行ってなかったんですが、改めて「まち歩き」を目的として歩くならどういう風にしたいかなって思ったのが今回のきっかけです。なので「歩いてて良い感じ」のルート、いわゆる散策モードを心がけてみた次第です(ちなみに過去「新宿とわたし」というタイトルで一筆書いてみた事もあります)。

 

とりま腹ごしらえで、ざるそばを

スタートは夜8時でございます。お腹もすいてるのでまずはJR新宿駅の西口に出まして、思い出横丁の方に進みつつ、信号を渡って小田急ハルク側、サンドラッグさんの道へ。ここでざるそばを頂く算段です。いきなりステーキさんがあるのでちょっと寄りたくなりますが満来さんと、のれん分けしたほりうちさんを覗いてみますと今回は満来さんの方がすいてたので吸い込まれます。

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両店とも同系の醤油ベースのさっぱりしてるけどちょっとコクに癖があって七味が効いててチャーシューがおいしいざるそば。麺の量が多いけどいったらああぁぁって事で満腹に。このあと歩くからちょっと食べ過ぎても良い。ちなみにといめんに十徳さんという大衆居酒屋があって渋谷店は散歩の達人って雑誌の酒場100軒って特集で取り上げられてたのでいつか行ってみたい所。しかしいきなりステーキさんのあのガラス張りで中でみんなひとりずつ黙々と立ってステーキを切っては口に運びの様を見てるとなかなか紳士的な光景だなと思わざるを得ません。

 

新宿の目へ

そんで思い出横丁の方に戻るともう一次会がお開きになってる大学生グループや、お年寄りなんかはこの時間でできあがってふらふらしてたりする。年のせいというか年の功というか、なんでも早め早めなのは良いんじゃないかと思う訳でして終電ぎりぎりまで飲むのは無粋だよね、なんて思いつつ思い出横丁をちらっと覗くと外国人旅行者で大賑わい。ゆっくり飲むっていう感じじゃなくなってきたのかな感です。

んでJR新宿駅西口改札のある地下へ下り、そこからビル街へ向かう地下通路の先、新宿スバルビルの壁にある新宿の目を拝みます。

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1969年に宮下芳子さんという彫刻家によって制作されたこれ、私はどことなく岡本太郎感を感じてまして、子どもの頃はおおきな目だなと思うんですが今になって思うと都会にこういうのがあるのってけっこうスキだな、と。もっとこういうのがあっても良いなと思うのです。ちなみに通り過ぎる人々は一切気にも留めていない感じで通り過ぎてましたけど、写真を撮る人もいたりしました。

 

修道院の雰囲気を持つ「てんや」へ

その後地上に戻ると西口の前の喫煙スペースで人がはみでて吸っててかっこ悪いな、と。分煙は大事だし、喫煙したい気持ちは分かるけどもうちょっとどっか別のトコに設置して欲しいと思う訳です。まあ近場で他に場所が無いんでしょうけど、景観ってものが..でもまあそれも込みで新宿区というか日本人のありさまを示しているのでダサいのはダサいものとしてそのままにしておくのもアリかなとも思うんですがやっぱちょっとダサすぎる。

小田急と京王の間のモザイク通りを行って南口へ。そこから右手に最近できたバスタ新宿を望みつつ直進し階段を下りて食堂長野屋さんの路地へ入ります。ゲーセンを通り過ぎてちょっと開けた十字で右手、一蘭さんがある方へ。この辺も前は居酒屋の客引きがうざかったですが見る影もなく、いかつい真面目そうな人達による防止チームが闊歩しておりました。

ディスクユニオンをちょっとのぞいて、名曲喫茶らんぶるさんを過ぎた先にあるのがてんやな訳です。

このてんや、私がてんやを食べる時は大体ここを利用してるのですがなんていうか雰囲気が修道院のごときなんですよね。従業員のみなさんがシスターっぽいからというか、店の造りもちょっと変わっててなんかこう..落ち着くんですよね。腰を下ろして注文して食べてる時「ああ無自覚だったけどなんか長い旅に出続けていた気分だったんだな」って気づくというか。久しぶりに休息できたというか。また送り出してもらうというか。完全なる勘違いかもしれませんが。ちなみにこの辺りに大塚家具のショールームがあるんですが「あのお家騒動どうなったかな」と毎回思いますが特にググったりはしません。

 

閉園後の新宿御苑へ

ちなみにてんやの先にフレッシュネスバーガーがあるんですが、フレッシュネスバーガーの店舗っていつみても「夢の中に出てくるお店」っぽいなって思うんですよね。完全な勘違いかもしれませんが。んで、甲州街道に戻って沿って歩いていくと一気に人通りがなくなって静かに、暗く、空気が澄んでいきます。それもそのはずですぐ先に新宿御苑があるのですが、真っ暗で怖い。当然閉園。

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でもちらほら人が座っておしゃべりしてたり、近所の方々が普通にチャリで通り過ぎていきます。しばらくその道を歩いていくんですがまあ暗いからなんか怖い。人も少ないので夜はまだ深くないけどなんか深夜みたいな気分でひたひた歩いているのが怖くなるし何か悪い事してる気になってくる。この道をずっといくと薄い生地のおいしいピザが出てくる店があるのですが一本北上すると新宿通りに出て、一気に明るい世界に戻れます。人もめっちゃいるしお店も普通。

そのまま新宿2丁目の方へ北上していくと、太宗寺なんかがあって、その裏に新宿公園なんかがありますが全体的にまたひっそりして、暗くは無いんですがアーバンで閑静なエリアとなります。ビルばっかで何が入ってるか分かんないし歩いてる人が何の用事で歩いてるのか見当がつかなくなっていく感じがわくわくします。ちなみに新宿公園にはなぜか一人きりで佇んで座ってるおじさんが少なくとも10数名ほどは居て、ポケモンゴー..?じゃないさそうだし、待ち合わせ..?おじさんたちがこの時間に..?となる訳です。

 

新宿の最も澄んだエリア、三番街

この辺りでダンジョン探索気分が出てきますので自動販売機で缶コーヒーをゲットして飲み歩きながら北上。靖国通りを渡って五丁目に突入です。ここがまた堪らないエリアで三番街という小さな商店街、いやもう商店街とは言えないようなお店がぽつんぽつんと並ぶエリアがあるんですがもう雰囲気が上質。なんといえばいいのか..落ち着くし、お店たちも景観としてうるさくないけど上品に明るい。イメージとしては「お祭りが開催される前の日の華やかさ」がある。「ハレ」ってやつですね。

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この電燈がまるでちょうちんの様でして。うわ、ここ住みたいわぁ..って直感で思いました。居酒屋、喫茶店、中華、クリーニング屋、etc。ググるとこの通りに関するレポートが結構ヒットしますし、人を引き付けるいぶし銀の魅力があると思います。同じ空気は、この夏に大阪旅行して太陽の塔を見に行く途中の乗換駅こと「千里中央」にも感じました。良い意味で変わらない感じの昔からこんな感じだったんだろうな感。それは変われなかったんじゃなくて、既に完成していたので変わる必要がなかったんじゃないかと思わせる風格。アーバンかつ懐かしいという。

ちなみにすぐ先にサブカルカフェのニュータイプさんがあります。なかなか良い場所にあるな~と思いつつ一回入ってみたいなって思いつつ一緒に行ってくれそうな友人を頭の中で浮かべ、多分行きたがらないだろうからどういう言い回しで行ってもらおうかなんて考えながらこの辺りくまなく雰囲気を堪能させて頂いた私なのです。缶コーヒー二本目購入。

 

花園神社、ゴールデン街、テルマー湯

んで、西に移動しますと明治通りを渡ってフリースタイルダンジョンでモンスターの皆さんたちが訪れていた花園神社を拝みつつその裏のゴールデン街へと進みます。まだ夜もふけきっていないのでお客さんはまばら、どちらかというと興味本位で来た若い普通っぽいカップルやら外国人観光客がうろうろしているという。その先には、オモコロとかで活躍されてるライターのヨッピーさんの記事でみたテルマー湯という温泉施設を見てここか~と。

ほいで歌舞伎町の喧騒をしり目に再び明治通り側、新宿眼科画廊さんを過ぎて、新宿文化センターへと向かいます。

 

ラグジュアリーコンプレックス、新宿イーストサイドスクエア

新宿文化センターのあの赤レンガっぽい佇まいにどこか「小学校の初老の優しいおばあちゃん先生、柔らかいセーターを来たあの教室に差し込む日差しと笑顔」を覚えてしまう私なのです。完全な妄想ですが。そういう良心みたいのをイメージしてしまうので一応拝みにきたんですが、そのトイメンになんか真新しい綺麗な施設というかビルが。新宿イーストサイドスクエアな訳ですが、最初は「ま~たお金をかけたヒルズっぽいノリの胡散臭いどうでもいい建物か」って思ったんですがところがどっこい、見ていくとこう、ランドスケープというか、ほほ~~こういう風に景観っていうのは設計されるもんなんだな..っていう。

私完全に建築とかそういう景観とか素人なんですが、こう、見ててうざくない、自分がそこにいてうざくない、むしろ心地良いしずっとここにいたい..ちょっと椅子とテーブルでも置いておいてくれない?紅茶をしばらく飲んでみたいのでここで..っていうような。そういうアレです。すんげ~気持ち良いわ~ここ!って大声で言いたい感じの。通り抜けるもすごい爽やかなんですよ。照明の使い方が上品だなとも思いました。

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普段景色なんて写真撮るガラじゃないんで撮らないんですがついに撮りましたよね。ここに来た事を忘れたくない..って気持ちで。なんていうか、この建物一帯がジュエリーみたいで。アイススケートのリンクみたいで。踊っちゃっていいですか..?って引っ込み思案の私もつい踊り出してしまうようなミュージカルの舞台で、ラグジュアリーって単語、今まで「なんか安っぽ..そういう大げさな表現って嫌いだわ..」って思ってましたけど初めて素直に「..ラグジュアリーねぇ..」って思っちゃいましたもの。しばらく佇みましたもの、この景観に溶け込むのが心地良すぎて。ナイスな仕事ですよ、すんごい多くの人が関わっただろうしよくまとめあげたと思います。

 

新宿のわびさび、バッティングセンター

だいぶ夜も深まってきた所で喧騒が恋しくなってくるのが人情。再び明治通りを渡り、老舗ライブハウスの新宿JAMの方へ向かいます。更に西の、ラブホ街の方へ行くと夜の蝶がお客さんを送り出してまた来てねェーとか言ってたり、職業不詳で見るからに怪しんだけどきっとお金持ってそうなおじいさんがチャリで信号青なのに渡らないで佇んでたりするのを横目に「キィン..」という切ない音に導かれてたどり着くのが新宿バッティングセンターですよね。

このキィンの音に人生のものがなしさ、やるせなさが見いだせるのですが、またバットを振っている方々も過去に野球部だったんだろうなというサラリーマンなんかが「..くそっ..!」とかいいながら空振りしてたりするの見るとたまらないものがあります。あとどう見てもニートっぽいうだつのあがらなそうな若年寄みたいのがぱきぱき良い感じに打ち返しているのを見るとなんなんだアンタパジャマみたいな恰好で..ってなります。

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あと備え付けのミニゲーセンっぽさ。ジュース自販機の細さ。わいわい遊んでる大学生とかがちょっとイケてない男ばかりの集団っていうのもミソです。この先にオスロ―のバッティングセンターがあるのですがこじんまりしてるこっちの方がより濃くて濃いです。去り際に聞こえる「..キィン..」がまた良いんですよね。なんとなく学校をサボってしまってなんとなく訪れた川の土手の如き..ちなみに私もバット振ってみましたが力抜いて振る方が当たりますよね。

 

急に餃子が食べたくなって、王将へ

この辺で、っていうかちょっと前から小腹がすいてきてるんですがどうする?食べちゃう?って葛藤があって。新宿のこの辺りってよく分かんない中華料理屋がちらほらしてるんだけどそれをいちいち食べログでチェックするのも正直うざいっていうか。また今度じっくりそれはしようよって気持ちになる訳です。

しかし今更新宿の喧騒にまみれるのもちょっとうっとおしい。歌舞伎町の通りの天下一品のこってりっていう手もあるんですが高カロリー過ぎて..って考えながら身体が自動的に歩いていくのに身を任せて更に北上して職安通り、いわゆるコリアン系のお店が並ぶ辺りへ出る訳です。そうなるとドンキの横の細い暗い道を歩きたくなって、この通りかなり胡散臭くて大好きなんですが一体どういう人が住んでるんだろうこんなところに..って思いながら、前に夜中に通った時、曲がり角に超巨体の女性が真顔でつったってて超びびったり、赤子を抱いた髪ぼさぼさのお母さんが通り過ぎたり(深夜3時とかに)、色々面白い(というかちょっと怖い)んですが、無事大久保通りまで出て、んで新大久保の前にある王将に滑り込んでいく訳です。

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餃子のおいしさは近年再確認してる所でして、チャンスがあると餃子食べてる私なんですが、この大久保通り沿いだと王将以外に日高屋、福しん、中華食堂一番館(あとほんとの中華料理とか花月とかとんこつラーメン屋とか)があったりして非常に悩ましい所なんですが個人的には餃子なら王将、ラーメンなら日高屋と位置付けている次第です。

椅子に座ってお冷やを流し込んで一息つくと、結構歩いたな..と自覚され、ぐったりしながら撮った写真なんかを眺めていると餃子が運ばれてきてこれがおいしいことおいしいこと..たまにはじっくり歩いてみるのも面白いなって思いながら餃子を噛んでじゅわっと旨みを..

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ってな感じのまち歩きなのでした!

新宿はまだ見る所たくさんあるのでまた歩いてレポしてみたいと思います~!

ではかしこ。