まち歩きの記録-阪急塚口駅周辺-


あてもなく散歩をするのが好きで、とくに目的もなく商店街や住宅地を歩くことがあります。

面白い外観の住宅やお店を見たり、古い看板の写真を撮ったり、なんとなく見つけた喫茶店に入ったり、気の赴くままに角を曲がってみたり。

そんなふうにまち歩きをよくするんですが、こういうのが好きとか、どこが面白いとか説明するのは難しい。この連載では実際にいろんなまちを歩きながら、自分でもあらためてまち歩きの楽しみを見つけていきたいと思っています。

 

今回は兵庫県は尼崎市の阪急塚口駅周辺をご紹介いたします。

といっても、こちらはわたしの生活圏なのですが。普段は自転車で移動することが多く、改めて散歩するということはこれまでありませんでした。

なんとなく思い立って徒歩で移動してみると、これまで通ったことのない道を歩いていたらいつもの場所に辿りついたり、新しくできたドーナツ屋さんを発見したりして面白かったです。

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ほとんどここに住んでいる人しか通らないであろう道。

 

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住んでいる人の生活感が外側に漏れているような、そんな家をみつけるのがまち歩きの楽しみのひとつだったりします。

 

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飲み屋さんの看板が並びます。

 

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こちらはあまり来たことがない駅の北側。大きな花屋さんもありました。

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まっすぐ進むと水色の看板が見えてきます。素敵なたたずまいのクリーニング屋さん。中をのぞき込むとどうやらまだ現役のようです。

 

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すぐそばにあったY字路。
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左側のお宅は塀がずっとカーブを描いて続いていました。

住宅街を歩いていて面白いのはどの家もひとつひとつ違うなーということです。面白い外観であったり、広い庭のある家もあれば、こじんまりと綺麗にしているお家だったり。玄関先に植えられて道路のほうまで伸びているアロエや塀から覗いている松の木をみながらどんな家族が住んでいるんだろうと想像するのも面白い。改装したのに木製の窓枠だけ昔のまんまにしているのかな、と思わせるアパートを見つけた時もぐっときます。住宅街ってそういう、意図しない意図、みたいなそんな各々の生活の断片みたいなもので構成されている気がします。

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よく知っている街のはずなのにちょっと先行くと全然見慣れない景色になるのも面白い。加えてわたしは方向音痴なので気の向くままに歩いているとどの方向から来たのかが全然わからなくなる。

きっとまたこの場所に来たいと思っても次はここに辿りつけないかもしれない。そうなったら、いつか行ったことのある場所は、ほんとうに行ったことのある場所なのか自分でもわからなくなってしまうだろう。この街も、わたしが知っていることはまだほんのわずかで、その先をどんどん歩いて行ってもまだ街が続いていて、そこに住んでいる人がいて、当たり前のことだけどなんだか不思議な気持ちになります。